2018/12/13

強い次元のコミニュケーション

内向型の脳は外界から受け取った印象を常に処理しています。
見たものや聞いたものや考えを、常に整理しているんですね。
つまり、起きているときは「常に考え事をしている」と言うことです。考え事といっても、「自分自身について」とか「他人について」とか、「誰かが発した言葉の真意について」、「理想と現実について」などなど多岐に渡っているわけですが・・・。
これは内向型の脳の特別な働きによるものなんですが・・・
この特性が、「本質に迫る力」を生み出している正体なんです。
これこそ内向型の脳の素晴らしい能力の1つと言うこと。
この力に支えられた内向型タイプは、「重要」で「的確」で「正確」な事しか言いません。
なので、内向型タイプのコミュニケーションが、「深いもの」になる理由なんです。
深い関係を維持し、真の友を大事にする

「本質に迫る」と言う特性は、人間関係にも良い影響を与えます。
同時tに、「本質に迫る人」は貴重な存在でもあると言うことです。
誰かれ構わずに付き合うのではなく、限られた人とだけ「真剣」に付き合います。
会話を大事にし、「内容を誇張」したり、「美しく見せたり」しようとはしません。
浅く広い人間関係より、数は少ないけれど「深い人間関係」、つまり一生続く真の友情を築こうとするんです。
受け身の印象

ただ、「本質に迫る人」には弱点があります。
それは、早いコミュニケーションについていけないところです。
コミュニケーションの中身を、自分が望むところまで「深めよう」とするので、脳内の情報処理、特に「物事を吟味」したり「問題を解いたり」するのに多くの時間を必要とします。
それで早い会話のテンポについていけなくて、周囲から「反応が鈍い」だとか「受け身」だとか、「テンションが低い」と思われてしまうことが多いわけです。
周りの人には、内向型の脳の中で行われている情報処理が見えないから仕方ないのですが、こういった事から、第一印象で「誤解」されやすかったりします。
「本質に迫る人」は、形式的なことや表面的なものを大切とはみなしません。
でも、実はいろいろな場面でこの特性が役に立つのも事実です。
「深い内容の相談事」をしている時、「学術的な議論」をしている時、「哲学的な文章」を読んでいる時、「会議で対策」を練っているときなどに、自然体で行かせる事が可能になり、周囲の人たちにとっても「役に立つ」と言うわけです。