2018/12/13

自然体で相手の話に耳を傾けることができる

「聞く力」は、コミュニケーション能力の中では、最も評価されることの少ない能力かもしれません。
例えば、「外向型」タイプとの会話では、うっかり聞き役にまわってしまうと、会話と言うより、むしろ相手の独り言をただ聞かされているような状態になります。
少しくらい意見を言ったところで、耳を傾けてもらえない状況におちいります。
相手としては、自分が話したい事しか考えていないからです。
でも、コミュニケーションの本質を考えると、実は「聞く力」と言うのは凄く強みになります。
この力を生かせば、本当の会話、つまり、「互いに相手の言葉に耳を傾け、最後には理解し合えるような理想的な会話」を成立させることができるからです。
内向型の多くは人の話を非常によく聞くことができます。
生まれつきの性質として、何かを観察することにたけています。
話し相手にとって大事なものは何か?
重要な情報はどれか?
何がどう関係しているか?
そう自問自答を繰り返しながら他人が発した言葉の本質を見抜こうとします。
人の話を聞く事は能動的な行為です。
前回の記事であげた強みである「高い集中力」を活かせば、聞く力はより強力になります。
人は誰でも、自分の話すことに興味を持ってくれる相手に対し、喜ばない人はいません。
内向型は人間関係を深めたり、交渉したり、衝突を解決したりするために、こうした聞く力をうまく利用すればいいんですよね。