2018/12/13

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黙々と前に進める忍耐力

「辛抱強い人」というのは、まわりからの風当りが強くても、何かを成しえるまでに時間がかかっても、1つのこと、1つのアイデアに「踏みとどまり続ける」ことが出来る人です。
「踏みとどまる」とは「固執する」ことではありません。
「固執する」とは柔軟性がないこと、コミュニケーションで は自分の意見にこだわりつづけることを意味します。
なので 、ここでいう辛抱強さとは 「意固地になる」ということではなく、「地道に積み重ねていける」ということになります。
「内向型」の人は仕事をしているときも、「辛抱強さ」を発揮します。
荒波にもまれる覚悟で、仕事に徹底的に取り組むことが出来る人たちです。
強い意志 をもって1つのことに専念することが出来ますから、「外向型」の人にありがちな、他に気を取られたり、すぐに飽きてしまったりということは、ほぼありません。
また、辛抱強いと「計画」したり、「大事な会話」をしたり、「交渉」したりしやすくなります。
「どうすればうまくいくのか」、「何が本質なのか」、「どこに交渉の余地があるのか」を辛抱強く考えることが出来るからです。
それだけは「外向型」がもとうとしても、もてない特性です。
「内向型」の人たちは、その特性を自然体で備え付けています。
何かを「極める人」や「成し遂げる人」は辛抱強くなくてはなりません。
「ある専門分野を極めようと思ったら、その分野に1万時間以上費やさなければならない」と言った心理学者もいるようですが、「内向型」は自然体でそういった忍耐力に裏付けられた集中力をもっているということになります。
創作活動をしている人は「根暗」だとか「オタク」だとか、負のイメージが強いです。
確かにそうゆう表現も理解できます。
実際は逆です。
「好奇心を深く追求できる忍耐力と集中力をもっている」からこそ、アーティストやミュージシャン、漫画家、デザイナー、宮大工、陶芸家、庭師なんていった、アートに近い職人が「内向型」に多いんですね。
それは、好きなことに、やりたいこと、やれることに「没頭してコツコツと続けることができる」良い特性なんです。
リーダーシップだって同じです。
内向型のリーダーは、「辛抱強くまわりと接する」ことができるんです。
「おとなしい」「元気がない」は、「没頭している」「よく考えている」って感じで、自信を持って良い部分なんですね。